"Partout et toujours, cherche sans te lasser le remède qui soulage, sème l'espoir : ça vivifie et ton amour peut faire des miracles."

(あらゆるところ常に、諦めることなく助ける手段を探そう、そして希望をふりまこう。そうすればそれが活力を与え、あなたの愛が奇跡を起こすだろう。)

シスター・エマニュエル|これ!このことば!!フランス語名言集|コクボコミュニケーション

-Soeur Emmanuelle シスター・エマニュエル (1908-2008)

 

このことばは、修道女シスター・エマニュエルのものです。

日本ではさほど有名ではありませんが、シスター・エマニュエルは、西欧ではマザー・テレサと同じくらい有名であり、愛されたといえるシスターです。

彼女は、豪快・磊落かつ細やかな愛情をもつ人であり、貧しい人々を救うための情熱を燃やしつづけた人であるといえるでしょう。約1世紀を神とともに、しかしながらしっかりと自分の道を歩んだ彼女のライフヒストリーとその精神は、‘キリスト教徒’あるいは‘修道女’という枠をはみだし、シスター・エマニュエル固有の人間性による光が強く放たれ、満ち輝いたものであったと思います。

 

シスター・エマニュエルの功績として特に有名であるのは、エジプトのカイロにあるスラム街において貧しい人々のために仕えたことです。そのスラム街は、zabaleenと呼ばれるごみ集めをして生きている人々が大多数であり、盗み、強奪、殺人しかないような地域だったといわれています。彼らと共に生きるために決意し、その地へ赴いたのは、普通の人なら引退している63歳になってからのことでした。彼女も同様に、ごみ分別所にあるあばら家に住んで、プロジェクトをはじめました。

 

シスター・エマニュエルは、かなりの戦略家としての顔をもっていた人です。

貧困に苦しむ人々の生活を向上させるため、地域の教会と協力して共同体をつくり、教育や衛生等に関するプロジェクトをすすめました。プロジェクトに必要となる資金を集めるため、本・DVDの出版やマスメディアへの出演を積極的にしています。また、1974年からは資金調達のためにヨーロッパとアメリカを飛び回り、そこでかき集めた資金を、今度は投資運用して増額し、学校や保健所等の施設の建設に使いました。

カイロのスラム街において続けられたシスター・エマニュエルの22年間の活動は、彼女が85歳で去る時には、暴力の減少、女性の自由化、そしてその地域の85%のこどもたちを学校に行かせるというすばらしい結果をもたらしました。

また、現在でも彼女の設立したAsmae(Association Soeur Emmanuelle)は、9か国で貧困に苦しむこどもたちを援助し、Les Amis de Soeur Emmanuelleの団体は5か国で活動を続けています。

 

シスター・エマニュエルが有名になった理由は、カイロでの功績の他に、「異端」とも言われる考えや彼女の発言によります。彼女は、修道女になるまえには‘イケメン’と躍ることが大好きだったと明かしたり、修道女でありながら恋をしていたことを告白したりしています。また、聖職者の結婚やスラム街でのピルの使用に賛成している人でもあります。

 

上のことばは、まさにその通りの行動をし、愛によって奇跡を起こしたシスター・エマニュエルらしい名言といえるでしょう。

働き盛りにはなかなか思うような仕事ができず、うつ状態になったりしながらも、周りが引退を始めてから自分の意思を通した仕事につき、それを天職であると突き進んだシスター・エマニュエル。突飛に思える彼女の選択とそれによって彩られた彼女の人生が、わたしたちの心を揺れ動かすのはなぜでしょうか。

それに対する1つの答えは、与えられた枠組みの中で甘えることなく、常に自分のやることを神との対話の中で模索し、自分の人生を切り開いていった生きざまにあると思います。

 

--これ!このことば!フランス語名言集TOPへ--

 






© 1990-2018 KOKUBO Communication all rights reserved.