"Il ne faut pas vous considérer comme une existence secondaire sans valeur. Cette idée vous ligotera étroitement dans vos pensées et actions. Au contraire, il faut commencer d’abord par respecter vous-même. Vous respecterez en tant qu’une existence humaine vous-même qui n’avez encore rien réalisé et n’avez aucun résultat dans la vie."

(自分はたいしたことがない人間だなんて思ってはならない。それは自分の行動や考え方をがんじがらめに縛ってしまうようなことだからだ。そうではなく、最初に自分を尊敬することから始めよう。まだ何もしてない自分を、まだ実績のない自分を、人間として尊敬するんだ。)

フランス語名言―フリードリヒ・ウィルヘルム・ニーチェ、人生、自分を尊敬|これ!このことば!フランス語名言集|レポート|コクボコミュニケーション―日本・欧州・アフリカでのあなたの成功のパートナー

- Friedrich Wilhelm Nietzsche フリードリヒ・ウィルヘルム・ニーチェ

 

これは、白取春彦監修『超訳 ニーチェの言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン社2010刊)で紹介されている名言を一部抜粋し、仏訳したものです。

 

生の哲学・実存主義の先駆者として有名なドイツ出身の哲学者フリードリヒ・ウィルヘルム・ニーチェ。

彼のことばをまとめたこの一冊は、超訳ということもあり、ニーチェのことばとして捉えられるのかという点において賛否両論のようです。専門家ではないのでその真相はわかりませんが、例えニーチェのことばではないとしても、生きる勇気や知恵となる名言が多く載っているこの一冊は感動をひきおこします。 その中でも、この名言の力。

力強さと温かさを宿すこの名言から、「わたしたちは人間の価値をどう捉えるべきか」という課題を突き付けられているように感じます。

 

残念ながら、今のわたしたちの世界では、「全ての人間には価値がある」と信じさせてくれる雰囲気にはないように思います。特に、社会において生産的な役割を果たせない人びとは、非常に生きづらい思いをしているようです。

 

「まだ何もしていない自分、まだ実績のない自分」を尊敬し、可能性を信じ、人間としての価値を正当に評価できる人は少ないでしょう。なぜならば、凝り固まった価値観から抜け出ることは難しいからです。他者の目が「(社会的に)何もしていないだめなやつだ」と自分に語りかけ、決めつけられ、またそのような社会で育ってきた自分自身も、実績のない自分をたいしたことのない、それどころかだめな人間だと思いがちです。そのようなどつぼにはまった時、わたしたちは様々な側面をもっているにも関らず、否定された一面を基に自分の全存在を否定してしまいます。

 

しかしながら、否定され、マイナスだと感じる側面を覆い隠すようなプラスの面を誰しもが持っています。それが、現段階では社会的に適応せずに花開いていないとしても、その可能性という種があるのです。

その種を育て、花を咲かせてゆく為には、ニーチェのいうように“自分を尊敬する”という肥しが必要です。

 

今苦しい思いをしている人へ、辛くてどうしようもない人へ、生きる意味を失った人へ、伝えたいことがあります。何が失敗で、何が成功であるのかは、すぐにはわかりません。

今信じられている価値観が、何十年か後には正反対になっていることもまれではありません。自分の中にある可能性を、ある意味無責任に変動しゆく社会の価値観で押しつぶされないようにしてください。

あなたの可能性は、常にあなたの中になり、変わることなく咲くことを待っています。

ニーチェの言うように、どんな時も、自分を人間として尊敬し、大切にしてください。

 

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