フランスのアルテルナンス alternance について

「交代徒弟制度」、「 交代技能習得制度」と言えるフランスのアルテルナンス alternance について概要をご説明します。

 

  • フランスのアルテルナンス alternance
  • フランスで現在大きく見直されている制度に、“アルテルナンス”という制度があります。

    これはまだ学業を終えていない若者が企業で実生活の経験をつみながら修業することを可能にした制度です。簡単に言えば、働きながら学べる、学びながら働ける、ということですね。

    アルテルネ 「交代する」という単語から命名された制度で、学業と就労体験を交代でするというような意味があるそうです。

     

    フランスでは社内研修ということが一般的ではないため、企業もこの制度を見直し始めています。

    日本でもインターンシップと呼ばれる制度がありますが、アルテルナンスは学業と実地体験の両立をより可能にし、より柔軟にした制度といえます。

     

    様々な形態があるので一概には言えませんが、たとえば3週間通学して次の2週間は通勤するというような形で通勤通学を両立させます。

    もちろんそのためには、時間割がそれを可能なように出来ていないといけませんから、アルテルナンスを導入している学校・学部に在籍していなければなりません。

    フランスでは、多くの学校がアルテルナンスを可能にしています。

    ちなみに、アルテルナンスの制度が適応される学校では、CAP、BTSからMASTERなどの国家資格を取得することを目的とします。

     

    相手先企業については、受け入れてくれるところならどこでもかまいません。自分で行きたい企業があれば自らアタックし、許可が出ればアルテルナンスの制度を利用することができます。

    企業内では休暇等は普通の社員と同等に扱われます。

    給与については、状況により最低賃金の25%から78%が支払われることが決められています。

    これは国によって定められた規則であり、その点は学生が無償で“経験を積ませてもらう”というスタンスで行われる日本のインターンシップとは異なります。

     

    アルテルナンスは、フランスでも若者の就職難が深刻化している中で、卒業時に実地経験があり、すぐに戦力となる学生を創り出そうという目的から国によって設置されました。

    時代の流れに沿った魅力的な制度であり、わたしたち外国人でも適切な手続きをとれば適応されます。

    就職が有利になるだけではなく、学業のみの留学よりも深い経験のできる面白い制度であると思いますので、お薦めします。

     

    ※情報は掲載時点のものです。また、あくまで一般論であり、背景の異なる個別のケースでは該当しない場合もあります。最新の情報やお客様のケースにあった情報につきましてはお問合せください。

     


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