フランスにおいて子供の名義で預金口座を作るときの注意点

フランスにおいて子供の名義で預金口座を作るときの注意点についてご説明します。

 

  • 口座は誰のもの?
  • 学費や子供の将来の為に、あるいは利率の良い普通貯金口座が一人につき一つという制限を避けるために、子供の名義で口座を開くことはよくあることです。

    このときにこうして開かれた口座は法的には子供の持ち物になります。

    それを忘れると時にやっかいな問題が起きます。

    子供が16歳までは、親は親権者として子供の財産等について自由に扱えますからその点では問題がありません。

    ついでながら、これについても、子供が自分でアルバイトなどをして稼いだ金については、親でも自由に出来る権利はありません。

    さて、子供が16歳になると、子供は親に対して、清算する事を要求することが出来るのです。すると、それ以前に親が自由に引き出して使っていた子供の口座のお金を返済させられることになります。そしてこの場合、清算を要求する子供は、自分の口座へ振り込まれたお金が自分のものであり親のものではないことを証明する必要がないのです。

    逆に親の方は、引き出されたお金が子供のために必要なことに使われたことを証明しない限り返済をさせられることになります。

    親子の間でそんな馬鹿なことはしないなどと考えるのは早計で、離婚して相手の方が子供の養育権を得た場合にはよく起こりうることです。

    ついでながら、親が子供のためにと子供名義で二人でお金を積み立てていたケースでは、離婚することになって相手が子供の養育権を得たので、子供には自分の意思の入ったかたちでお金をあげたいと思い養育権のないほうの親が子供名義で積み立てたお金の半分を自分が受け取りたいと裁判を起こした。判決は、裁判所は子供の口座は子供に所有権があるとして、この要求を却下しました。

     

    ※情報は掲載時点のものです。また、あくまで一般論であり、背景の異なる個別のケースでは該当しない場合もあります。最新の情報やお客様のケースにあった情報につきましてはお問合せください。

     


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