フランスにおいて運悪く悪徳大家さん等に出会ってしまったらどうするか?

日本人が礼儀正しくおとなしいのに付け込んで、随分と非常識なやり方をしている大家さんや工事屋さんやガレージなどが結構いるようで、そんな問い合わせがたくさんありますので、ここにひとつの対策を説明しておきます。

 

  • フランスにおける悪徳大家さん実情
  • 保証金などの大家さんとのトラブルは数百ユーロから数千ユーロのことが多く、裁判をするとなると弁護士を頼めばすぐに数千ユーロ取られてしまいますし、自分でやるにしても相手の召喚にHUISSIERを通じてするとなると、やはりすぐに数百ユーロかかってしまいますから、費やすエネルギーと時間を考えたら、とても採算が取れませんから、泣き寝入りと言うことになってしまうことが多いようです。

    その上帰国間際の時間のないときにそんなトラブルが起こることが多いので、大家さんの言いなりになってそのまま帰国と言うことになり、これも泣き寝入りの原因になっていることが多く、それに味を占めた大家さんが、その後日本人をかもにし続けるというケースが続いているようです。

     

  • フランスにおける悪徳大家さん対処法
  • そこでそんな悪徳業者に出会ってしまったときの対策ですが、学生でも簡単に出来るものとして、Juge de proximité に訴えると言う手があります。

    この制度は、裁判所の負担を軽くするために軽いトラブルの場合はなるべく調停で早く簡単に済ませようと言うことで、2002年度より始まりました。

    刑事・民事・商事のすべてについて適用されます。

    例外もありますが、目安は4000ユーロ以下のトラブルはすべてここで扱ってくれると考えてよいでしょう。

    あるいはお金に限らず、注文した工事などを約束どおりにきちんとやってくれない場合などにも、工事屋さんに実行命令を出してくれます。

    方法は規定申込用紙に必要事項を書き込んでから、自分の要求をはっきりと書き込んで(相手への要求金額や工事の実行等)相手の住居地あるいはトラブルの元となっているアパートの存在する場所の簡易裁判所(たいていは市役所に付属して存在しています)の文書課(GREFFE)へ受領証明付の書留(Lettre recommandée avec avis de réception) で出すか、直接持って行きます。

    その後の進行は、GREFFEが相手への通知と召喚をやってくれます。したがってそれらにかかる費用はゼロです。

    同時にこちらへも裁判の日程を通知してくれます。たいていは申し込んでから1ヶ月くらい後です。

    当日は、関係書類のオリジナルを持参して出廷すると、まあ、学校の教室のような雰囲気の小さな法廷で、一度に何十人も扱いますから、自分自身の裁判は15分もかからずにすんでしまいますが、自分の番が来るまでかなりまたされます。

    出席確認の呼び出しのときに、「裁判」の前に調停をするように進められますから、それに応じると、別室で調停委員・相手方との3者で調停のための話し合いをします。

    小学生や中学生が先生の前で喧嘩の話し合いをするようなものですから、ある程度フランス語が出来れば、法的な知識は全然必要ありません。

    日本人がおとなしくてフランスになれていないことをいいことに食い物にしている大家さん等を相手に泣き寝入りすることなく、効果がありますから、やって見られることをお勧めします。

     

    ※情報は掲載時点のものです。また、あくまで一般論であり、背景の異なる個別のケースでは該当しない場合もあります。最新の情報やお客様のケースにあった情報につきましてはお問合せください。

     


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