フランスの前科調書 (Extrait de casier judiciaire) の概要とそのとり方

 

  • フランスの前科調査の概要
  • 最近はフランス滞在も単なる遊学や留学ではなく職業活動をしたり国際結婚をしたりすることも多くなっています。その時に前科調書(Casier Judiciaire )の正本が必要になることがあると思いますので、ここに簡単に説明しておきます。

     

    フランスの大西洋岸のNantes市にある Casier Judiciaire National には、国籍に関係なく個人に関するフランス当局による判決および決定の記録がされています。

    記録として残されるものは、刑法上の判決のすべて、商法・民法上の判決及び行政による決定のうち規定で決められているものです。

    また、フランス国籍を有するものについては、海外で重罪判決を受けたものも記録されます。

    それに、法人に関する刑法上の判決も記録されています。

     

    これらの記録は規定に従って抹消されてゆきます。抹消のきかない判決や決定を除いて、原則として40年後には抹消されます。 あるいは本人の死亡および100歳になった時点ですべてが抹消されます。

     

    次にこの前科調書の抄本(Extrait de Casier Judiciaire )ですが、これには1番から3番まで3種類あります。

     N1にはおおむね前科調書の内容のすべてが記載されていますが、これは司法当局以外は取り寄せることができません。

    N2は、おおむねN1と同じ内容ですが、未成年に関する判決や執行猶予付きの判決は原則として記載されません。このN2は行政当局および一部の規定された組織のみが取り寄せることができます。警備会社に就職するときとか、教育関係につくとき、あるいはフランス国籍を取得するときは、このN2が検討されます。

    N3が本人が取り寄せることができるものです。これには、2年以上の実刑あるいは効力の期間中の各種の禁止に関する判決、および未成年者に対する性犯罪などで、その関係のボランティアー活動が禁止されているものなどの決定が記載されています。

     

  • Extrai de Casier Judiciaire N3の入手の仕方
  • Extrai de Casier Judiciaire N3の入手の仕方についてご説明します。

    (1)メールで下記のアドレスに普通の文章で自分の姓名と住所を書いて添付ファイルで身分証明書(滞在許可証である必要はありません。パスポートで間に合います。)を添付して送れば取り寄せることができます。

    cjn@justice.gouv.fr

    (2)あるいはFAXまたは手紙で自分の姓名と住所を書いて身分証明書(滞在許可でなくてパスポートで間に合います。)のコピーを同封すれば取り寄せることができます。

    Casier Judiciaire National

    44317 Nantes Cedex 3

    Fax 02-51-89-89-18

    数日から1週間で届きます。

    Nantes 市の近くに住んでいる人は直接出かけていっても作ってくれます。

    Casier Judiciaire National

    107, rue du Landreau Nantes (44)

    月曜日から金曜日が、8時30分から17時まで。珍しく、土曜日も受け付けていて、9時30分から12時15分までです。

     

     

    ※情報は掲載時点のものです。また、あくまで一般論であり、背景の異なる個別のケースでは該当しない場合もあります。最新の情報やお客様のケースにあった情報につきましてはお問合せください。

     


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