新しい床面積の定義について|フランスでの成功のコツ:生活編TOP|レポート|コクボコミュニケーション―日本・欧州・アフリカでのあなたの成功のパートナー

新しい床面積の定義について

1967年より使われていた床面積 Shon (surface hors oeuvre nette) と Shob (surface hors oeuvre brut) が廃止され新しく Nouvelle surface de plancher et l'emprise au sol が2012年の3月1日より導入されました。以下にその概要を説明します。

 

  • 概要
  • 2012年 3月1日より建築許可 (Permis de construire) を申請するときには従来のShon と Shob ではなく、新しく surface de plancher et en emprise au sol を記載することになっています。

    同じように従来 Shon と Shob の記載されていた Plans locaux d'urbanisme (PLU), Plans d'occupation des sols (POS), Plans d'aménagement de zone,あるいは各種 Plans de prévention (des risques naturels, des risques miniers et des risques technologiques) 等も surface de plancher を記載することになります。

    La surface de plancher de la construction は屋根があり閉じられた空間で天井までの高さが1.8メートルよりも高い部分の床面積の合計となります。

    *不動産売買の時の Carrez の法あるいは賃貸の居住可能な面積と同じように天井までの高さが1.8メートル以下の部分は面積に加えません。

    *家の内部の面積ですから、外部と内部を遮断する壁や扉についてはその内側の部分から(すなわち壁や扉の占める断面積は計算に入れません。)の面積をはかって計算します。家の内部を区切っている壁や扉については、その厚さの占める面積を計算に入れます。

    *階段については階段が上階へ抜けている空間部分の面積は加えません。階段の下の床部分については、階段までの高さが1.8メートルよりも高い部分に対応する床面積は加えます。

    *車を駐車するための空間については、屋根があっても閉じた空間であっても面積には加えません。

    *屋根裏部屋については、住居あるいは職業活動に使える場合にのみ面積に加えます。

    *バルコンやテラス等は閉じた空間ではない場合には面積に加えません。

    *地下室には集合住宅のように共有部分を通らないと行けない場合には面積には加えません。しかし独立家屋の場合には面積に加えます。

     

    この改正により一軒家を建てるときに従来より大きめの家が建てられることになります。地方自治体によっては COS (Coefficient  d'occupation des sols) があり土地の広さに対して建築可能な面積が決まっていますが、従来の Shon よりも新しい規制による surface de plancher の方が数値が小さくなるからです。

    例えば家の下記の部分は Shon では面積に数えられます。

    *屋根の下で高さが1.8メートル以下の部分。

    *整備された屋根裏部屋。

    *バルコニーとベランダ。

    *外部に面している壁の厚み、扉と窓の厚み。

    *内部の壁の厚み。

    これらのうち新しい surface de plancher で算入されるのは、整備された屋根裏部屋と内部の壁の厚みだけです。

     

    Shon と Shob は多くの面積を計算の中に入れます。

     Surface habitable は家具なしのアパートの賃貸契約の時に使われるもので、これは多くの面積がその計算から除外されます。 Surface de plancher はその両方の中間にあるといえます。

    2012年3月1日より surface de construction という概念が登場しました。これは2010年12月29日の補正予算によって作られた taxe d'aménagement を計算するときの課税の基礎となるものです。

    Surface de construction は天井が1.8メートル以上で閉じられた空間の表面積を計算します。これは整備できない屋根裏部屋や駐車場の面積、地下の面積などを含めますから surface de plancher よりも広くなります。

    このtaxe d'aménagement (TA) は従来の taxe locale d'équipement (TLE) に代わるものです。TLEは建設許可を受けた人にだけ適用されましたが、TAは2012年3月1日以降に申請されたすべての場合に適用されます。

    L'emprise au sol は建築物の地面への投射による面積です。

     

  • 許可申請と申告
  • 原則として新しく建築するときには前もって建築許可を取ることが必要です。ただし次の場合は例外となります。

    *都市計画に関する法により全く許可申請を必要としない場合:高さが12メートル以下で且つ surface de plancher 5平方メートル以下の場合。

    *高さが12メートル以上だが surface de plancher が5平方メートル以下の場合には前もって申請すればよいことになっています。

    *高さが12メートル以下で surface de plancher は5平方メートル以上だが emprise au sol も surface de plancher も20平方メートル以下の場合も前もって申請すればよいことになっています。 現存する建築物に工事を施す場合には原則としてなんら手続きを必要としません。

    ただし次の場合は例外となります。

    *emprise au sol あるいは surface de plancher が5平方メートル以上だが emprise au sol も surface de plancher も20平方メートル以下の場合には前もって申告すればよいことになっています。

    *Emprise au sol あるいは surface de plancher が20平方メートルを超える場合には建築許可を取る必要があります。

     

    2012年3月1日以降はPLU(plans locaux d'urbanisme)で規制されている地区では40平方メートル以上の拡張で全体の面積が170平方メートル以下の場合には許可は必要なくなりました。それ以前の場合には20平方メートル以上の拡張には建築許可を必要としました。

     

    ※情報は掲載時点のものです。また、あくまで一般論であり、背景の異なる個別のケースでは該当しない場合もあります。最新の情報やお客様のケースにあった情報につきましてはお問合せください。

     


    --フランスでの成功のコツ:生活編TOPへ--

     


    © 1990-2018 KOKUBO Communication all rights reserved.