フランスでの貿易の仕組みおよび貿易取引に必要な知識

⑩輸出入の契約

 

さていよいよ輸出入する品物や相手先が決まったら、契約をして実務手続きに入ります。このときに適切なる貿易契約を結ぶことは当然ですが、その契約の契約条項を相手方が実行する能力があるか、意思があるかということをよく検討することも大切です。貿易の時には国内取引よりも契約不履行と言うケースは多いと思っていたほうがよいです。

輸出入契約の主な項目を以下にあげておきます。

 

(1)売主 (Seller)

(2)買主 (Buyer)

(3)品名意、品質、仕様等 (Description of goods, quality, specification)

(4)数量 (Quantity)

(5)単位 (Unit ・・・oiece, each, dozen, gross, set, pair, meter, yard, ton, kg,,,)

(6)単価と使用通貨 (Unit price, currency)

(7)貿易条件(建値条件) (Trade terms)

(8)運送手段 (Transportation)

(9)仕向地 (Destination)

(10)出荷時期 (Time of shipment)

(11)梱包と荷印 (Packing, marking)

(12)検査 (Inspection)

(13)書類 (Documentation)

(14)支払い条件 (Payment terms)

(15)保険 (insurance)

(16)その他の特記事項 (Special terms and conditions)

(17)完全合意確認 (Entire agreement)

(18)一般取引条件(General terms and conditions)

 

貿易の場合当然習慣も言葉も違う国が相手ですから、契約の項目も必ずしも同じような理解をしているとは限りません。このため、どうしても色々と誤解が発生します。

そんなこともあり、国際商業会議所が1936年に国際貿易条件基準 (international Commercial Terms ・・・インコタームズ)と言う代表的なルールを決め、時々改定されて現代に至っています。

これに従うのが誤解を避けるよい方法ですが、必ずしもこれに従うことは必要ではありません。

以下に簡単に説明しておきます。

 

(1)EXW 工場渡し EX WORK named place

(2)FAS 船側渡し FREE ALONGSIDE SHIP named port of shipment

(3)FOB 本船渡し FREE ON BORD named port of shipment

(4)CFR=C&F 運賃込み COST AND FREIGHT named port of destination

(5)CIF  運賃保険料込み COST, INSURANCE AND FREIGHT named port of destination

(6)DES 本船持込み渡し DELIVERED EX SHIP named port of destination

(7)DEQ 埠頭持込渡し DELIVERED EX QUAY (DUTY PAID) named port of destination

(8)DDU 仕向地持込み渡し(関税抜き) DELIVERED DUTY UNPAID named place of destination

(9)DDP 仕向地持込み渡し(関税込み) DELIVERED DUTY PAID named place of destination

(10)DAF 国境持込み渡し DELIVERED AY FRONTIER named place

(11)CPT 輸送費込み CARRIAGE PAID TO named place of destination

(12)CIP 輸送費保険料込み条件 CARRIAGE AND INSURANCE PAID TO named place of destination

(13)FCA 運送人渡し FREE CARRIER named place

 


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