Association(NPO)が雇用をするときの注意点

Association の規模にかかわらず、Association は雇用をすることができます。行政上及び社会保障上の手続きをする必要があります。この場合に手続きの簡略化のために、小規模のAssociation は、chèque emploi-associatif の制度を使うことができます。

以下においてこれらのことを説明します。

 

  • 雇用前の手続き
  • Association の場合も一般の企業や組織と同じように雇用前にやらなければいけない手続きをする必要があります。フランスの場合には各分野での労働協約があることが多いので、自分のAssociation に適用される労働協約があるかどうか確かめる必要があります。

    これらの労働協約がある場合には、この労働協約が雇用と報酬の条件を規定しています。試用期間、最低賃金、労働時間、解雇の場合の補償金、退職の場合の補償金、老齢年金組織への義務的な加入、・・・

    これらの労働協約は、Association が雇用する場合には、企業と全く同じように適用されます。 自分の Association に適用される労働協約があるのかどうかは、自分の地区のDIRECCTEに問い合わせればわかります。

    社会保障費関係の手続きは、地区のURSSAFで受け付けてくれます。簡略化された制度を使う場合には、Centre National de Chèque Emploi-Associatif で受け付けてくれます。

    雇用をする場合には被雇用者は労働医の診断を受けることが義務付けられていますから、自分の  Association がどの労働医の管轄にあるか確かめます。これは、cisme.org で調べられます。

    補完老齢年金組織に加入することも必要です。ARRCOとAGIRCです。これも労働協約がある場合には、労働協約でどの組織に加入するか決めれらている場合があるので、確かめる必要があります。

    これらのことは、Chèque Emploi-Associatif に加入する前にやっておく必要があります。どの組織に入って積立額の率がいくらかということが、加入時に必要となるからです。 さらに労働協約が補完社会保障を決めている場合あるいは管理職に対応する人を雇う場合には、それらに対応する組織にも加入する必要があります。

     

  • Association の必要に応じて規則を守って雇用をする手順
  • 期限付きあるいは期限なし雇用、パートタイム等々あらゆる雇用において chèque emploi-associatif (CEA)を使うことによって雇用前の申告義務(DPAE)を簡略化することができます。

    CEAのサイトで、被雇用者が実際に働き始める前に下記の点について申告しておきます。

    -被雇用者が働き始める日付と時。

    -労働契約の種類(CDIかCDDか等々)。

    -試用期間。

    -働き始める時の給与。

    -給与の支払いの周期。

    -労働時間について分まで正確に。

    -週35時間か、月に151時間40分かといった周期性。

    -管理職の場合には、時間あるいは日に関する支払い等。

    -CDDの場合には、期間あるいは契約の終了する日付。

     

    この申請がDPAEの代わりをなして、あなたのほうへも担当のURSSAFと労働医について通知がされます。 この書面をプリントアウトして被雇用者にサインさせコピーを渡します。

    給与についてはSMIC以上の範囲内で労使で話し合って決めます。もし労働協約がある場合には、SMICではなくて労働協約の決める給与以上の範囲内で決めます。

    これらの給与のほかに、労働協約で決められている場合には、勤労手当等も出すことになります。

    こうしてサイト上で申請したものが労働契約書の代わりになりますが、できるなら労働契約書は別に作っておくとよいでしょう。

    なおフランスの場合には期間限定なしのCDIの労働契約が原則ですから、期間限定の労働契約をするときには法で決められた理由が必要となります。

    例えば、あなたの Association がイベントをオーガナイズしてアーティストを雇う場合ですね。この場合には当然イベント期間中のCDDになります。これはGuichet Unique du Spectqcle Occasionnel のサイトで申告をします。イベントが終わりCDDの契約が終了したら15日以内に同じサイトで申告をして支払いを済ませます。これが一時的なCDDでアーティストを使う時にするべきすべてのことです。

     

  • 雇用者としての義務
  • Association も雇用者としての義務を守ることが要求されます。

    毎月Chèque Emploi-Associatif のサイトで社会保障費関係の部分の申告をします。すると Chèque Emploi-Associatif があなたの代わりに給与明細を作り必要な申告をしてくれます。 この社会保障費関係の部分では、働いた時間を残業も含めてかきます。あとは、各種補償金、フリンジベネフィット、社用費の払い戻し等々です。 これを基にしてURSSAFが毎月16日に必要な社会保障費等を貴方のAssociation の銀行口座から引き落とします。 こうして計算されたものは5年間サイト上で保存されます。

     

    ※情報は掲載時点のものです。また、あくまで一般論であり、背景の異なる個別のケースでは該当しない場合もあります。最新の情報やお客様のケースにあった情報につきましてはお問合せください。

     


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